ホームスタート活動報告
■ホームスタート活動実績
訪問先はつくば市にとどまらず、近隣市町村(土浦市、守谷市、つくばみらい市、牛久市、龍ヶ崎市)にも出向いています。
最近は、つくば市の保健師などとも連携をとり、難しいケースの訪問が増えています。
2020年、2021年は、コロナ渦で訪問家庭数は減少しましたが、そのような中でも利用ニーズがあると感じています。
支援が必要な方は、地域に関係なく、出生家庭数の5%は存在するといわれ、
つくば市の場合、年間約110件は訪問すべき家庭があるという概算になります。(2019年出生数より)
近隣市町村からの訪問依頼も増えてきており、支援の必要な家庭は、それ以上と考えられます。
本当に支援を必要としている家庭に、まだまだ十分な支援が届けられていない現状があります。
■訪問ボランティア修了者数と実働稼働人数
2013年に、第1回目の訪問ボランティア養成講座を開講しました。
その後、毎年開講し、延べ70名の訪問ボランティアさんが誕生しています。(2024年3月現在)
*2019年は開講無し
開催回・年
講座修了者数
第1回 2013
6名
第2回 2014
7名
第3回 2015
4名
第4回 2016
7名
第5回 2017
5名
第6回 2018
12名
第7回 2020
5名
第8回 2021
6名
第9回 2022
7名
第10回 2023
11名
修了者数合計は、70名ですが、ボランティアさんの活動条件も個々変化することから、
実際に活動してくださっている稼働人数は、28名となっています。(2024年3月現在)
「ホームスタート」の運営コストは、1家庭の支援につき、約48000円の経費がかかります。(1家庭に、のべ8回訪問)
利用料もボランティア報酬も無料ですが、実際の運用コストとしてかかる経費としては、
・ボランティア養成費・研修費・派遣費
・事務局管理費
・広報費
・全国の他団体との情報交流、相互研修費
などがあります。
2020年より、つくば市委託事業となりましたが、近隣の市町村からの依頼にも対応しており、他事業の収益で賄うことは非常に難しく、資金が乏しい現状にあります。
また、利用ニーズは高まっているものの、支援提供するボランティア登録者が不足しています。現在の利用希望者の状況を踏まえると、現在の約2倍のボランティアが必要です。
さらに、ボランティアを養成、派遣(交通費等)するための資金も課題です。さらなる安定的な運用のためには、団体の自己資金(賛助金)の強化が必要となります。